虎年の獅子座 日記帳
Tora-Doshi'no Shishiza's Diary


ある外資系証券営業マンの一日 - (その2 - 午後編) 執筆日 : 1999/07/20


 さて、第一弾に続いて、きょうは、"ある外資系証券営業マンの一日"の午後編を書きます。典型的な一日を、本当の日記帳として書き記したいと思います。上手くいくかどうかは、やってみなけりゃあ分かりませんけど。
 なお、これはあくまでもフィクションです。題材としてのヒントはもらいましたが、実在する個人、企業、団体などとは、本当に一切関係ない事をお断りしておきます。また、内容についても、本当に起こった出来事とは限りませんので、何卒ご了承を!
         

"午前編" からの続き…

11:10頃   ここまでにA信託とB投資顧問からのE-Mailは順調に到着。ただB生保からのE-Mailがまだ届かない。この生保からのメールは頻繁に遅れるので、FAXを確認しに行く。FAXは到着していたので、それをコピーしてトレーディングチームに渡し、「もしかしたらE-Mail来ないかも知れないので、手入力の可能性もよろしく!」と伝え、直ぐにアシスタントの女性に入力作業を指示。E-Mailは結局届くかもしれないが、とにかく時間勝負なので、並行して作業をやらざるを得ない。
締め切り時間とバスケットの規模、そして執行条件(立会外なのか市場外なのか)を確認、トレーディングチームのチーフと再確認。きょうは他の営業マン担当でも数件バスケットがあるようで、かなり忙しくなりそう。
11:15   トレーディングチームがプライスを出すためにモデルを動かして作業している間、こちらもExcelのワークシートにそれぞれのバスケットを入力して内容をチェック。トレーディングとはまた違った観点でバスケットを見る必要があるし、間違いを防ぐために2つの方法でバスケットをチェックするのは必要。また、営業の観点から、ある程度、手数料額を把握しておく必要もある。毎日見ていると、大体、バスケットをパッと見ただけで、プライスも予想が付くようになるので、心の準備も出来る。
A信託からは、予想通りの売りバスケット。総額約50億円とかなりのサイズ。EFPではないので、モロにデルタリスクを被ることになる。流動性に問題ある銘柄はほとんどなくホッと安心。ただ、銘柄にかなりエグイのが入っていて、これが障害になりそうな予感。一方、B投資顧問からは、予想に反して買いバスケット。ただ規模は約4.5億円と小口。B生保のバスケットは、手入力で対応。こちらは予想通りに売りバスケット。規模は約35億円。
11:25頃   ようやくB生保からE-Mail到着。時、既に遅く、手入力で作業は進行していたので、一応、内容に間違いがないかチェック。この際、Excelを使うが、この辺でテキパキできないと対応が不可能。外資系証券の採用最低条件にWordとExcelがあるのも当然か…、なんて余計なことを考えながら作業続行。
11:30前   昼飯買出し部隊出発。ちなみに自分はバスケットを約定するかどうかで、かなり多忙度合いが変わるので、昼飯は自分で買いに行くことが多い。バスケットを約定すると、直ぐに約定連絡作業に入る必要が出てくるので、昼飯は後回しで午後1時半とかになる。バスケットを取れなければ、12:15過ぎには買い出しに行くことになる。冷めたマクドのハンバーガーは嫌なので、バスケットコンペの結果を見てから、自分で動くことにしている。
11:32   トレーディングチームからB投資顧問のバスケットプライスをもらう。結果はマイナス6ベーシス。
11:37   最初の締め切り時間は11:40。既に5分ほど前にトレーディングチームからプライスは提示されていたものの、相手側の電話が話中。やっと繋がったB投資顧問のトレーディング室長にプライスを伝える。

自分  「いつも大変お世話になっております。早速ですが、御社買いのバスケットのプライスをご連絡させていただきます。全銘柄対応で立会外取引前提、プライスはマイナス6ベーシスです。つまり、前引水準よりも6ベーシスポイント下で買える、という事になります」
B投資顧問 「分かりました。全銘柄対応、立会外でマイナス6ベーシスですね。10分下さい。」
自分  「何卒よろしくお願い致します。ご連絡お待ちしております」
11:40   次の締め切りは11:45。A信託の50億円の売り。トレーディングチームのチーフと少し話をしてお互いの理解と目的をすり合わせておく。結局プライスは57bpで決まり。
11:42   A信託のトレーダーに電話。締め切り直前だったが、一発で掛かった。

自分  「いつも大変お世話になっております。早速ですが、御行売りの約50億円のバスケット、プライスを提示させていただきます。全銘柄対応で立会外取引前提、プライスは57bpです。つまり前引け水準よりも57bp下を売る事になります」
A信託 「分かりました。全対応で57bpですね。12時までにお返事致します」

とのこと。あと残り一つだ。
11:45過ぎ   昼飯買出し部隊帰着。最後のB生保の締め切りは、E-Mailの遅れを考慮して12:00という事になった。が、トレーディングチームの面々も、既にプライス算出は終わっていたので、それを受け取る。結果は18bp。
11:50前   ちょっと締め切りには早いけど、B生保に電話。が、担当者席外しで掛け直し。このチャンスに寄付き前から行ってなかったトイレに行く。いつB投資顧問から返事があるか分からないので、文字通りスッ飛んで行く(^_^;)。
11:50過ぎ   再度B生保に電話。今度は繋がり、プライスを伝える。

自分  「早速ですが、御社売りバスケット約35億円のプライスをお伝え致します。全銘柄対応、立会外取引前提で18bpです。つまり、前引け水準よりも18bp下を売ることになります」
B生保 「おっ、なかなか良いプライスですネ。全銘柄対応で18bp下ですね。」
自分  「ハイ、かなり頑張ったつもりです。よろしくお願い致します」
11:52   息付く暇もなくB投資顧問のトレーディング室長から電話。

B投資顧問 「残念ながら、今回はなしということで…」
自分  「そうなんですか?かなり頑張ったつもりでしたが、良いプライスが出たんですね」 (少しわざとらしいかなと思いつつ…)
B投資顧問 「そうですね。こちらが予想していたよりも良いのが出ました」
自分  「そうですか。残念です。次回は頑張りますので、何卒よろしくお願い致します」

トレーディングチームに「B投資顧問のバスケットは駄目だった」と伝える。皆、弁当をぱくついている真っ最中。
11:55過ぎ   A信託から電話が入り、コンペの結果通知。

A信託 「かなり際どい勝負でしたが、残念ながら今回はなしということで…」
自分  ("えっ、際どいって…"と思いながら…)「そうですか。かなり頑張ったつもりだったんですけど…。また次回、よろしくお願い致します」

と電話を切る。早速、トレーディングチームのチーフに、「A信託のバスケット、駄目は駄目やったけど、"際どい勝負"って言ってた。かなり売り引き合いが多いんとちゃう?」と伝える。後場の相場の様子が何となく予想出来てきた。
11:57   次のB生保の締め切りが12:00なので、若干エアポケット気味に時間が空き、スモーキングルームへ。そこでエスプレッソを飲みながら、後場について考える。昼休みバスケットの経過を見ていると、どうも弱くなりそうなので、対策を思案。後場寄付前に、指値注文をくれた顧客に電話する作戦を練る。守秘義務があるので具体的なバスケットの話は出来ないから、顧客への話し方には注意を要する。
12:05過ぎ   B生保から電話。「かなりプライスが競っているので、あと5分ほど待って欲しい」とのこと。最終的に12:20までに電話欲しい旨を伝える。これを過ぎると、取引所への申告などがかなり難しくなると説明。本当ならば、ギリギリで12:27頃までOKだが、後場寄付前の作業などを考えると、やはり12:20までに返事が欲しいところ。
12:07   「昼飯どうしようかなぁ〜」と考えつつ、情報端末で昼休み中のニュースをチェック。特に目立った話は出ていない。為替の水準もあまり変わっていない。外は良い天気なのに、まだ朝から全然外に出ていない…(^_^;)。
12:13   B生保から再び電話。

B生保 「お待たせ致しました。コンペの結果をお伝え致します。御社にお願いすることになりましたので、よろしくお願い致します」
自分  「ありがとうございます! それでは、プライスの確認をさせていただきます。御社の売りバスケットで総額約35億円、大成建設からソフトバンクまで55銘柄、全銘柄対応で、プライスは立会外取引で18bpです。前引け水準の18bp下で御社の売りということになります」
B生保 「それで結構です。それではよろしくお願い致します」
自分  「ありがとうございます。約定結果が揃い次第、E-MailとFAXでお送り致します。その際にもう一度電話連絡を入れさせていただきます」

ここからが実はかなりの戦場になる。まず、トレーディングチームに約定成立を連絡。既に取引所への申告のワークシートなどは用意できていたので、最終チェックをして送信。同時に、そのファイルをネットワークから取ってきて、こちらはこちらで、約定連絡用のワークシートの作成にとりかかる。同時にミドル・オフィスに連絡し、同じく約定連絡用の書類関係の作成に取りかかって欲しい旨を連絡。
12:15過ぎ   SIMEX日経平均先物が動き出す。かなり大きな売りバスケットを受けたため、トレーディングのチーフは、そのヘッジとして日経平均先物を売ろうとしている。流動性には問題があるものの、日本の後場寄付き前に動けるのはメリット。ただ、水準がすでに前場終値からするとジリ貧。同じような境遇にある証券があるのだろう。
自分は、約定連絡用のワークシートに色々なデータをコピー。最近は、約定内容の連絡だけではなく、前引値などの情報を同時に提供するように求めてくる機関投資家が増加。B生保もそう。こういった要望に答えられないと、なかなかこの世界で生き残るのは難しくなってきている。
12:20過ぎ   約定連絡関係の作業を一時中断し、後場寄付前の電話作戦開始。前引直前のムードからしてあまり明るくなかったので、顧客に電話すると、「そうですね。どうもこのままでは売れない様子ですね。ちょっと指値水準を下げます」といった返事が多い。変更の指図を伝票に書いてトレーディングに渡す。時間が無ければ叫ぶけど、今はまだ時間があるので、確実な方法が優先するのは当然。
12:25過ぎ   電話は一段落。寄付直前・直後は電話しないようにしているのは、朝と同じ。端末をチラチラと見ながら、約定連絡関係の作業に戻る。
12:30   後場寄付き。全般に少し売り越し気味でジリ貧。TOPIX先物が特に弱く、かなり逆ザヤになってきた。
12:45   情報端末に目をやりながら、もう一つのPCで、約定連絡関係のファイル作成を続行。電話が何本か入り、約定結果の問い合わせなんかがあって、なかなか集中できない。
12:50過ぎ   ミドルオフィスと委託手数料、消費税、受渡金額などのチェックを行う。こちらのワークシートでも当然そういった数字は計算させているものの、最終的に売買報告書に載る数字と合わせておかないと、あとで厄介なことになる。その為の照合は欠かせない。
12:55   ワークシートをチェックし終わって、最終的に顧客にE-Mailで送るための最後の準備。最後の最後までダブルチェック。式を付けたまま送ると、あとで顧客先で面倒なことにもなるので、すべてValue Copyしてワークシートを整形する。きょうのB生保は、ワークシートにパスワードを付けてプロテクションを掛けて送信する必要があるので、その辺の準備も完了させる。そしてE-Mailで送信。同時にプリントアウトしてFAXでも送る。
12:57   B生保に電話して、E-MailとFAX送信が完了した旨を連絡。個人的に、昼休みのバスケットであれば、すべての約定連絡を13:30までに終了する事を目標にしているので、きょうは順調に終わったほう。
13:00前   トレーディングチームは、決め商いで入ってきたポジションを色々な格好でリバランスして、ポートに吸収するべきものは吸収し、マーケットで処分するものは処分し、先物でヘッジすべきはヘッジして、という作業でかなり忙しそうな30分だった。13:00近くになると、彼らもホット一息。
13:00過ぎ   日中の注文についてチェックする。顧客によっては、最初の30分経過後にレポ-ティングが必要としているので、順次連絡する。きょうはザラ場の取引は比較的順調に行っているので、"余計な"説明をせずに済むので、きょうは楽している…(^O^)。
13:15   ようやく昼飯を買いに出掛ける。出掛けると言っても、当然昼休みのように30分も出掛けているわけには行かないので、結局はマクドのセットにする。腹が減ったので、チキンタツタのLLセットと単品でてりやきバーガー。同僚は、いつもマクドを食べているので、絶対に自分が早死にすると信じている様子。本人は全然そうは思っていないけど…(^_^;)。
13:25頃   昼飯買い出しから戻り自席にて昼飯開始。周りの同僚から、「すごいフライドポテトの匂いがする」と苦情が来るが、「おまえらもう食ったやろ!」と掛け合いながら食べる。
途中、顧客から電話が入るものの、ちょうど口の中にハンバーグが入っていて出れず、アシスタントに出てもらう。彼女が噴出しそうにしながら、口調だけ真面目に受けている。飲み込んでコーラを一口飲んで、電話を受ける。相手はA銀行の先物担当者。朝は売りたくないといっていたのに、売りたくなって来たとのこと。一応、後場の安値からは多少戻っているものの、まだ前日比で150円安。雰囲気的にあと50円程度は戻りそうに思うと伝えると、現在値の40円上で100枚売りの注文。やっぱり売るのね…と思いながら、注文をトレーダーに渡す。
13:45頃   昼飯も無事終了し、やっと一息。午後の営業を本格化させねば…と思っているうちに、早くも14:00が迫っている。時間が経過するのがものすごく早い。
14:05   A銀行の先物売りが出来る。即刻連絡。あと100円程度戻れば、また売りたいとの意向。ノートにメモ。
14:07   少し遅れ気味ながら、約定の途中経過を各社のトレーダーに連絡する。売り注文の出来が悪くなってきた(出来にくくなってきた)ものの、プライスなどは至極順調。
14:15   突然、会社の受け付けから電話。C生保の営業の方が見えているとのこと。急ぎ腕まくりを伸ばして、背広を掴んで受け付けに直行。「何か案件あったっけ…?」と思いながら、名刺入れをポケットから出して、ネクタイを確認し受け付けに向かう。
特別案件が出てきたと言うわけではなくて、ご機嫌伺いらしい。ただ、言葉の節々に"6月がキャンペーン月"と強調してくる。外資系では出来ることがとても限られているので、こちらも曖昧な返事しかしようがない。
14:25   席に戻る。特に相場に変化はなく、ホット一息。また電話攻勢に戻る。きょうは全然時間が無かったので、あまりファンドマネージャーと話も出来ていないので、やや焦り気味。朝からやっているセミナー開催の件についても、電話しようと思っていたファンドマネージャーの3分の1程度が未達になってしまいそう。「夕方するしかないなぁ〜」と考えながら、ひたすら電話。
14:40   そろそろ引けが近づいてきた。場中の注文をもう一度詳細にチェック。プライス面では問題なくても、コンプリートできるかどうか際どい注文を抜き出して、トレーダーに電話を始める。場合によっては、最後の最後で条件を変えてコンプリートさせる必要があるかもしれないので、このチェックは欠かせない。こういった細かい配慮が出来るかどうかで、実際問題、発注量に変化が出てくる、と思っている。少なくとも、自分がトレーダーだとそう考えると思うから・・・。
14:50   段々と際どい時間帯に。きょうは2件ほど際どい注文があり、いずれもトレーダーの指示というか要請が、「最後の最後まで頑張って、それで出来ない分は電話で教えてください」だって。そりゃあないよぉ〜!と思いながらも、自然と端末を叩く回数が増える。
14:52   際どい2件のうち、1件がコンプリート。ホット一息つくとともに、トレーダーに連絡。あちらも気にしていただろうから、これはしてあげたい。ただし電話は簡潔にしないとだめ。名乗ったあと、「地所、3万8000株売り、コンプリートです。詳細は引け後ご連絡します」。これで終わり。相手もそれで必要十分。ダラダラすると嫌がられる。
14:57   もう1件が出来そうで出来ない。仕方なく電話連絡。相手トレーダーも「仕方ないですネ。残っている分、成行きに訂正してください」との事。伝票書く時間がもったいないので、トレーダーに口頭で伝える。直ぐに出来が判明したので、電話をつないだまま、「出来ました。東レ、12万3000株売り、全出来です」と伝える。
15:00   大引け。結局、日経平均は180円安程度で終了。そう言えば、朝方は高かったっけ…(^_^;)。
15:00過ぎ   約定が確定すると、直ぐにトレーダー連中に電話連絡。各社ともに同じタイミングで電話しているので、繋がらない場合も多い。電話での約定確認とともに、最近はFAXやE-Mailでの確認作業も必要な場合も多い。かなりの部分は場中から時間を見つけてワークシートを作成しているものの、結局、大引けにならないと確定しないものも多いので、引け直後は再び戦闘時間になる。
15:10過ぎ   やっと大証銘柄も大引け。大証銘柄が混じっていると、15:10まで約定が確定しない場合があるので、注意が必要。確定したと思って約定案内をして、その後に「追加ありました」なんてのは、プロの世界では超ひんしゅく物。どの顧客も"約定連絡は早く"と言ってくるので、できる顧客からドンドン連絡を入れて行く。電話が繋がらない場合には、FAXやE-Mailを先行させることも当然必要。
15:15   日経平均先物も大引け。これで正真正銘の大引けとなる。またまたマスコミから「きょうの相場について…」なんて電話が掛かってくるから、「今は駄目です。ごめんなさい」と、相手の返事をロクロク聞かずに切ってしまう。こういった電話で何よりも集中力が分断されるのが、一番痛い。
15:25   90%の顧客が"約定連絡は15:30までに"と要請しているので、この時間帯が一番忙しくて、イライラしている。まぁ、考え方によっては、注文が無ければかなり暇な時間帯だろうから、忙しいのは喜ばしいことかもしれない。
15:40   色々な約定連絡関係の処理がほぼ終了。きょうは大引け後のバスケットはなかったので、そろそろ顧客先訪問の時間帯。以前は16:00からアポを入れていたが、最近は大引け後のバスケットがあるかもしれないので、なるべく「午後4時〜4時15分に…」とか「午後4時半前に…」という感じでアポを入れることが多くなった。遅れるよりは、最初から少し遅い目に、と言う感じ。
15:45   顧客訪問へ出発。昨晩作成した資料はすでにアタッシュケースの中。きょうは二ヶ所まわる予定。
17:30過ぎ   ほぼ予定通りの時間にオフィスに戻る。PCの端末やら机の上にはメッセージが。きょうは3件だから、普段よりはかなり少ない。約定関係のミスがあったりすると、非常に慌てるものの、きょうはそう言ったものはなし。順次電話をかける。資料作成の要請が1件あったが、それ以外は、その場で答えられるものだった。
17:35   情報端末をチェックして、外出中に何か変わったことが起きてないかチェック。きょうは特に無し。
17:45   担当している外国人投資家向けのマーケットコメントをBloombergに書いて送る。もちろん英語。この時間帯ならば、既に彼らも情報端末でマーケットレポートは読んでいるだろうから、それに書いていないようなことを中心に、市場の話題を拾って書く。きょうは2ページの長さになった。結構、皆読んでいるようで、反応や質問のメッセージも多い。また議論になることも良くある。あちらは"生の声"が聞けて良いだろうし、こちらは議論することにより、彼らが何を考えているか知ることが出来る。こう言った情報は、絶対にGive& Takeでないと長続きしない。その点、このコメントを書き始めて3年になるが、いまだに続いているのは、お互いにメリットを感じているからだと思う。
18:00   きょうは外国人投資家の方も、比較的静かな展開。端末上で見るSEAQ日本株市場の方も、東京終値を挟んでのQuoteで静かなもの。SIMEX日経平均のナイトセッションも目だった動きなし。
18:10過ぎ   外国人投資家とのBloomberg上のメッセージのやり取りが一巡して、そろそろ自分の時間帯。顧客から要請のあった資料作りをやる。資料と言っても、色々なデータを集めてきて多少加工するだけなので、それほど頭を使う必要はない。ただ、単純作業の繰り返しになりそうなので、簡単なマクロを書いて自動化してやることにする。マクロ作成に30分、実施に15分の予定。
18:30過ぎ   マクロが比較的簡単に出来たので、早速作成に入る。簡単にマクロが書けた背景には、これまでに書いた汎用性のあるマクロをまとめてあるため。それをザバザバとコピーして、多少変更するだけで利用できた。資料が出来たので、E-Mailで送信。
顧客に送信した旨連絡すると、「そんなに早くできるとは思っていませんでした」との一言。思わず自己満足!
18:45頃   懸案になっていた市場外取引の情報をダウンロードして、それを処理するExcelプログラムを書くことにする。このマクロ作成に没頭するには、電話の掛かってこない夜が最適。プログラム作成は大学時代からやっているので、それほど苦痛には思わない。営業マンがそこまで…と思うかもしれないが、付加価値を持たないお願い営業オンリーの営業マンなんて、数年も経たずに粗大ゴミと化すのは見えている。出来ることは何でもやるのが大事だし、出来ることを増やしつづける事がもっと大事だと思っている。
21:50頃   マクロ作成に没頭していて、気付いたらもうこんな時間。そろそろ終わりにする事を考える。周りにはまだ大分人が残っている。外資系が定時で帰ってしまうというのは大きな誤解!大体、いつも通りの時間帯なので、それほど驚きもしないが、きょうはまだ火曜日なので、エネルギーを蓄えておかないと…。
出来あがったマクロの部分を走らせて、取り敢えず走ることを確認。
22:00過ぎ   オフィスを出て帰宅の途へつく。思い起こせば晩飯を食べてなかった。自分で作るのも面倒なので、オフィス近くの店に入って、食べてから帰ることにする。この辺は飲み屋は多いものの、この時間帯に食事できる場所が意外に少ないのが難点。
22:30頃   意外に混み合っている地下鉄を使って帰宅。最近は、この時間帯は意外に混雑する。タクシーで帰らない向きが増えたので、終電というよりも午後10〜11時台が混雑するようだ。こちらは仕事帰りだが、周りは酔っ払ったおっさんばかり。多少どころか、かなり不愉快。
23:15頃   帰宅。NHKを付けるものの、メジャーなニュースは既に終わっている。テレビ東京もチェック。その他、適当にチャンネルをリモコンで操りながら、PCの電源を入れて、インターネットに入りHPのメンテナンスやらニュースのチェック。これは慣れているので、15分程度で終わる。E-Mailをチェックしていったんログオフ。Niftyserveに入りなおして、フォーラムやらE-Mailをチェック。
23:50頃   簡単にシャワーを浴びて、ビールを一本。適当にニュースを見る。阪神タイガースが勝っていれば、プロ野球ニュースを見る。負けている時は見ない。
00:15頃   そろそろ寝ることにする。お休みぃ!

● 今回もシリアス調から離れて、「ある外資系証券営業マンの一日」と題して、日記形式で書いてみました。今回は第二弾の"午後編"です。

● 内容が面白かったのか、つまらなかったのか、全然自分でもわかりません(^_^;)。ウケが良ければまた何か同じようなことをやろうと思っている反面、駄目だったら、本当に今回限りです。引退後の"文筆活動"の可能性があるのかどうか、ちょっと試した程度です…(^_^;)。皆様の反応をお待ちしております!

この日記帳をお読みになり、何か御意見・御感想がございましたら、ぜひE-Mail下さい。
このホームページにて、ご発言のチャンスをご提供することを、お約束致します。

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