虎年の獅子座 日記帳
Tora-Doshi'no Shishiza's Diary


日経平均採用銘柄入れ替え近づく-大胆無責任(^_^;)な銘柄予想! 執筆日 : 1998/09/12


 SQも無事に終了し、そろそろ日経平均採用銘柄入れ替えの時期が近づいてきました。例年、9月の下旬には日本経済新聞社から正式発表があるのですが、今回はその前に、大胆で無責任(^_^;)な入入れ替え銘柄予想をやってみたいと思います。
 なお、この予想はあくまで予想です。これらの情報の正確性/完全性については万全を期していますが、保証は出来ません。さらに、この文章に基づいて売買して直接的/間接的ないかなる損失についても、一切の責任は取りませんので、ご了承願います。

● 日経平均株価(通称:日経225)は、例年10月に日本経済新聞社が銘柄入れ替えを定期的に行っています。その銘柄入れ替え基準などについては、日経会社情報などに開示されています。今回は、この基準を基にして、色々とデータをグルグルと回して、大胆無責任な銘柄入れ替え予想を実施してみました。

● 今回の銘柄入れ替えにおいては、まず10月1日に合併により上場銘柄ではなくなる会社が、現日経平均採用銘柄に2社あります。これは日本セメント(5231)と昭和海運(9126)です。日本セメントは秩父小野田セメント(5233)と合併し、昭和海運は日本郵船(9101)と合併する予定です。

● これらの銘柄の最終売買日は、9月受け渡し最終日の9月24日になるため、この日の終値をもって、日経平均銘柄入れ替えが実施される可能性が強くなっています。前日の9月23日は祝日で休場ですから、これまでの例から言えば、その前日の9月22日までには、新規採用銘柄が発表される可能性が強いと考えています。これまでは、実際の銘柄入れ替え実施までに2〜3立会日の余裕があったことから、早ければ9月18日(金曜日)あたりに発表があるかもしれません。

除外銘柄について・・・

● 銘柄の除外基準は、被合併や倒産等により、東証1部上場でなくなった銘柄、そして市場流動性が相対的に低い銘柄となっています。日経の基準によると、流動性は過去10年間の売買高および売買高あたりの価格変動性を要素に決定されており、売買高は大きいほうが高得点、価格変動性は小さいほうが高得点となっています。流動性が東証1部銘柄の上位2分の1以下に陥った場合、当該銘柄は採用除外対象となります。

● 今回の銘柄入れ替えにおいては、10月1日に合併により上場銘柄ではなくなる日本セメント(5231)と昭和海運(9126)は確実に除外されます。それ以外に、上記の流動性基準で外れる銘柄はありません。ただ、現日経平均採用銘柄のなかで流動性と価格変動性基準で見て得点の少ない銘柄の順に並べると、東洋製罐(5901)、東京ドーム(9681)、日清製粉(2002)、日本証券金融(8511)、旭電化工業(4401)の順になります。

除外確実銘柄 日本セメント(5231)、昭和海運(9126)
除外"穴"予想銘柄 東洋製罐(5901)、東京ドーム(9681)

 

補充銘柄について・・・

● 銘柄の補充基準は、高流動性銘柄群について、まず業種分布(日経業種36分類に基づくもの)をとり、業種ごとの"妥当銘柄数"を決定します。補充銘柄は、この"妥当銘柄数"に比べて採用数が少ない不足率の高い業種から優先して、市場流動性と価格変動性からみて、得点の高い銘柄を選定します。

● なお、最終的な決定は、「学識経験者、専門家等の意見を参考にして…」との条文も入っており、このデータすべてで決定されるものではありません。そのため、どうしてもデータによる調査の事前予想と違う結果が出る可能性が残されているという訳です。

● まず、業種分布から不足率の大きな業種を考慮してみることにします。不足率の高い業種は、1番目が通信(不足率100%)、ついで銀行(不足率50%)、電気機器(不足率41%)、4番目に同率で機械、その他製造、保険、不動産(いずれも不足率33.3%)となっています。各業種で流動性と価格変動性から見たポイントの高い銘柄を選ぶと、下表のようになります。

不足率順位 業種名 ポイントの高い3銘柄(ポイント順)
1 通信 KDD(9431)、NTTデータ(9613)、TBS(9401)
2 銀行 あさひ銀行(8322)、長銀(8303)、日債銀(8304)
3 電気機器 クラリオン(6796)、松下電工(6991)、カシオ計算機(6952)
4 機械 アマダ(6113)、ダイキン工業(6367)、トーヨーカネツ(6369)
4 その他製造 アシックス(7936)、トッパンフォームズ(7862)、河合楽器(7952)
4 保険 住友海上火災(8753)、日本火災海上(8754)、大東京火災(8761)
4 不動産 住友不動産(8830)、東急不動産(8815)、東京建物(8804)

● 業種不足率の観点から考え、総得点からランキングを取ると、KDDとあさひ銀行が候補となり、次点はクラリオンとなります。次いで不足率が同率の4業種から総得点の高い銘柄は住友不動産で、次いで住友海上火災となります。

● さらに、非日経平均採用銘柄の中から、流動性と価格変動性の観点からポイントを集計してみると、JR東日本(9020)、JR東海(9022)、東北電力(9506)、JR西日本(9021)、九州電力(9508)の順となります。特にJR東日本は、流動性の観点と日本を代表する銘柄という観点から、補充銘柄の筆頭候補と考えることが出来そうです。

● 得点だけを考えると、KDDとあさひ銀行が新規採用銘柄の筆頭候補となります。ただ、業種分類を除外して考えた場合のJR東日本の得点はかなりのものがあり、さらにマーケットウェイトからも日本を代表する銘柄の一つという事を考えた場合、採用される可能性はかなり高いと考えられます。また業種の不足率から考えた上に、同じくマーケットウェイトの観点から考えて、NTTデータの採用される可能性もかなりあると思います。直接の対抗はあさひ銀行ですが、銀行株はすでにかなりの銘柄数が採用されており、この上、銀行株を指数の中でウェイトを高めることには、多少の抵抗感があるようにも考えています。

● という訳で、大胆不敵で無責任な予想は以下の通りとしたいと思います。

新規採用"本命"予想銘柄 KDD(9431)、JR東日本(9020)
新規採用"対抗"予想銘柄 NTTデータ(9613)、あさひ銀行(8322)
新規採用"穴"予想銘柄 クラリオン(6796)、住友不動産(8830)、住友海上火災(8753)

 

銘柄入れ替えの影響について・・・

● 日経平均銘柄入れ替えの直接的な影響は、新規採用銘柄が買われる可能性が強いという点にあります。日経平均に関連した商品としては、日経平均連動型の投信と裁定買い残高、そして日経平均リンクのデリバティブ商品が主要な物となります。

● 以前は裁定買い残高がかなり大きな部分を占めていたのですが、昨今の相場環境の中で、これはかなり減少しました。逆に、現物売り/先物買いの裁定残高が膨らんだ暁には、新規採用銘柄を売る可能性も考えられます。一方、日経平均連動型の投信は、いまだかなりの量が存在しています。これは銘柄入れ替えが確定した時点で、一斉に除外銘柄を売り、新規採用銘柄を買ってポートフォリオの内容を入れ替える必要が生じます。日経平均リンクのデリバティブ商品も事情は同じです。これらの需要の総金額については想像するのがかなり困難ですが、それでも銘柄入れ替え実施の際には、瞬間的には、かなりの動きが出ると予想されます。

● なお、今回のこの文章の直接的な目的は、これで儲けようというものではありません。運用されている方々にそのリスクの可能性について目を向けて頂く事にあります。この点、くれぐれも誤解なきようお願い致します。それでは、グッドラック!

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